そもそも、阿波おどりって?
今では、日本全国各地で、いや海外でも、阿波おどりが踊られていますが、ここで問題!
みなさん!そもそも「阿波おどり」の発祥の地はどこだかご存じですか?
答えは・・・四国の「徳島県」です!
阿波おどりの「阿波」は、徳島の昔の呼び方(旧国名)なのです。
しかし、ご存じない方も多いのではないでしょうか?
実際、徳島県外から来られた観光客の方で、こんなことをおっしゃる人もいるぐらいです。↓
観光客:「へぇ~?徳島にも阿波おどりがあるんだ~」
徳島人:「徳島にも・・・って・・・(ToT)」
阿波おどりの歴史
阿波踊りは、一説には400年以上もの歴史があるとも言われていますが、その起源は諸説あり、どの説が正しいのかはあきらかではありません。
もともとは各地で伝統的に行われてきた盆踊りだったという説もあるのですが、永い阿波踊りの歴史の中で、その踊り方やスタイルなどは徐々に変化し、今のように、巨大な「桟敷」といわれる演舞場の中に踊り込んだり、有名連が趣向を凝らした構成を披露する舞台踊りをするようになり、世界でも有名な一大イベントにまで発展しました。
今では日本を代表する踊りとなり、徳島だけでなく、東京高円寺、埼玉越谷など、いろんなところで見られるようになった阿波おどりですが、本場徳島では、お盆だけではなく一年中どこかで踊りがあるし、お盆の4日間は市内中心部の交通を広範囲に規制して乱舞が繰り広げられます。これは、他県ではまだまだ真似のできないことでしょう。
本番はいつなの?どこであるの?
では、お盆の本番の阿波おどりというのは、いったいいつあるのか?
徳島市では、毎年8月12日に開幕し、8月15日までの4日間、徳島市中心部一帯で開催されています。
《演舞場の詳細はこちら》 《演舞場の地図はこちら》
また、開幕前日の8月11日にも、「前夜祭」が「アスティとくしま(Webサイトはこちら)」というところで開催されます。
《前夜祭の詳細はこちら》 《前夜祭アスティとくしまの地図はこちら》
期間中に繰り出す踊り子は10万人以上とも言われています。また、期間中の人出は、約140万人!これは徳島市の人口の5倍以上ということになります。
お盆以外も・・・
徳島の阿波おどりは、お盆だけじゃありません。春には「はな・はる・フェスタ」がありますし、それ以外にも、徳島で何らかの大きなイベントがあれば、必ずと言っていいほど阿波おどりがプログラムに組み込まれます。つまり、一年中どこかで阿波おどりがあるのです。
また、徳島駅から南西に向かって眉山の麓まで行くと、「阿波おどり会館(Webサイトはこちら)」という建物があり、ここではお盆以外の季節でもほぼ毎日阿波おどりが見られます。昼間は専属連「阿波の風」が踊り、夜は協会所属の有名連33連が交代で踊ります。したがって、お盆には行けそうもないよ…とおっしゃる方でも、ここへ行けばいつでも本物の阿波おどりを見ることができるのです。
阿波おどりの連員の構成
阿波おどりを踊るグループのことを、「連」といいます。連員数は、連によって様々です。20人ぐらいの連もあれば、300人を超える連もあります。また、連員構成も決まりはありませんから、いろんなスタイルがあります。
一般的な連は、女踊り・男踊り・鳴り物で構成されますが、連によっては、ちびっ子踊りや女ハッピ踊り、やっこ(凧)など、連独自の構成があったりと様々です。
女踊り
男踊り
鳴り物-
ちびっこ踊り
女ハッピ踊り
やっこ(凧)
鳴り物の構成
また、鳴り物は、一般的には以下の写真のような構成になっていますが、連によっては「大鼓(おおかわ)」とか「竹」とか「樽」とか「拍子木」とか「尺八」とか、「木魚」なんてのも使うことがあり、連の個性が出ます。
鉦
三味線
笛
締太鼓
大太鼓
阿波おどり小物(アクセサリー)
印籠(いんろう)
「この紋所が目に入らぬか!」でおなじみの印籠です。阿波おどりでは、男性は腰につるして財布代わりにお金を入れたり、タバコを入れたりしている人もいます。女性も帯につるしたりしますが、男性のものよりやや小さい印籠をつけている人が多いようです。ほとんどの人は連の名前を書いています。
巾着(きんちゃく)
おもに女性が腰からつるしていることが多いですが、男性も結構います。連によっては揃えているところもあるようですが、衣装に合った色合いやデザインを選ぶなど、センスが問われる部分でもあります。
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露店
期間中はお店もたくさん出ます。
お祭りムード満点です。
ただし、歩きながら食べるのは控えましょう。期間中は大変混雑します。ソースが自分の服や他人の服や踊り子の衣装についたら大変ですからね。